(今回から遊びのコーナーは那智弁で書きます。)
すっかり春やねえ。
小さい頃春にはごんぱちやわらびをとりにいったもんやで。
これは子供にとっては遊びやってん。
せけど、摘んできた山菜はおかずにしたから、お手伝いでもあったんやろなあ。
帰ったらごんぱちの皮をむいたり、ぜんまいの綿をとったり・・。
春がきたらそんなことを思い出して食べたくなるわあ。
この茶屋の裏の川沿いをずうっとごんぱちをとりながら那智山の方まで登っていったり、陰陽の滝の方もようとりにいったわ。
折ったら「ぱちっ」みたいな音するから「ごんぱち」いうんやろか?
「わらび」は日当たりのええ山に、「ぜんまい」はちょっとかげのような場所にあるから、山じゅうかけめぐりゃったで。
友達といっしょにな。