2013年2月8日金曜日

夫婦杉のそばの梅の花

2月になりました。
この写真は夫婦杉のそばの梅の木です。
かわいい花がさきはじめました。


「この大門坂はいつからあるんですか?」
そんなこともよく聞かれます。
私が物心ついたころは、もう今あるようなととのった石畳でした。
今ほどの人通りはありませんでしたが、やはりお参りに大門坂を上る人はいて、
その人たちのことを「おまいりさん、おまいりさん」といって大切にしていました。
私が幼い頃の大門坂のそんなこんなを少しずつ思い出してみたいと思います。

まずは遊びから・・・

遊び
         
大門坂の石畳は子供の遊びにとってもなかなかの優れものでした。子供の頃よく近所の友達と夫婦杉のところの石をつかいてんまり(まりつき)をして遊びました。石畳の石をケンケンしながらまりをつきながら跳ぶんですよ。足に気をとられるとまりが石畳からはみだしてしまうのです。それを目を光らせてじっと見ている友達が「線から出た出た!」と大声を出し、そこで交代。ケンケンにまりつき、ふたつのことをいっぺんにするのですからなかなか難しい!でもだからこそおもしろい!私はなかなかのハッサイ(お転婆)でしたから、得意でしたけどね!!

これは主に冬の遊びでした。どうしてだと思います?正月には新しいまりを買ってもらうからねえ。まりだけではないですよ。シャツ,服,たび,はきものなど、どれもこれも正月にならないとおろせない(着れない・使えない)。だから「早く来い来いお正月」でした。新しいものを身につけた元旦の朝、今もはっきり思い出せます。うれしかったなあ。
(つづく 次回は違う遊びです)